【結婚指輪の素材選びのポイント】

※写真はイメージです。

結婚指輪とひとくちにいっても、素材はさまざま。では素材選びで大切なポイントとはなんでしょうか。結婚指輪はほかのジュエリーと異なり、日常生活の中で常に身に着けているものです。しかも何度も買い換えることはなく、一生を共にするジュエリーとなります。となるとまず変色や変質がしにくく、品質のよいものを選ぶことが重要です。たくさんある素材の中で、最もポピュラーな人気を保っているのがプラチナです。

【結婚指輪にプラチナが選ばれる理由】

和名では「白銀」と呼ばれるプラチナは白銀色の清らかな色合いと上品な輝きが特徴です。プラチナがブライダルジュエリー、特に結婚指輪の素材として人気があるのには幾つかの理由があります、プラチナはアルカリや酸にも強く、温泉に含まれる硫黄や汗などの影響も受けにくく、日常生活の中で身に着けていても変質や変色の心配が少ないのが最大のメリットです。長い結婚生活の中で、変わらない、永遠の美しさを保てるのは魅力ですね。

そして柔らかくしなやかな性質があるので、加工しやすく、デザインも多彩にあります。宝石をしっかりホールドできる安心感もあります。プラチナは希少性もあり、純白な色味と繊細な美しさが花嫁の装いにふさわしいとされてきました。日本人の肌にもしっくりとなじみ、プラチナの白銀色がダイヤモンドの輝きを一層引き立てます。それらの点から、プラチナは結婚指輪の素材として常に人気を得ています。

【プラチナ以外の素材にはどんなものがある？】

一番人気のシックでフォーマルな印象のプラチナに対し、カジュアルでファッショナブルな雰囲気を放つゴールドを選ぶカップルも増えています。そのほか硬くて変形することが少なく、金属アレルギーも起きにくいとされているジルコニウム、チタン、ステンレスなどの素材もあります。

ジルコニウムはさびにくく、優れた強度を持ち、加工によってさまざまなカラーバリエーションも楽しめます。
白銀色が美しいのがパラジウムのリングです。プラチナと似た色味で高級感もありながら、お手頃な価格であることが多く魅力です。ただ、肌が敏感な方や金属アレルギーのある方は注意が必要です。

深みのある銀色で硬くて丈夫、アレルギーをおこしにくい素材として注目を浴びているのがチタン。リング素材として使われ出したのは最近です。さびに強く、軽い着け心地で、温泉や海水浴のときも着けていてＯＫですが、非常に強度があるため、サイズ直しは難しくなります。

硬くてさびにくいステンレス素材も最近人気があります。プラチナと見た目は変わらず、金属アレルギーも起きにくく、価格も手ごろです。
このようにリングの素材はさまざまあり、それぞれの利点や特徴がありますので、自分にとって最適な素材を選びましょう。

【ゴールドの指輪は色味が豊富】

それぞれの素材の特徴をあげましたが、海外ではゴールドの結婚指輪が主流です。英国王室のキャサリン妃やメーガン妃もイエローゴールドの結婚指輪を身に着けています。最近は日本でもゴールドの結婚指輪を選ぶ女性が増えています。ゴールドの指輪は色の種類が豊富な点が魅力です。純金は柔らかいため、傷つきやすく変形しやすいので、他の金属と混ぜて使用する場合がほとんどです。混ぜる金属によって色味が変わるので、バリエーションが豊かです。

人気のイエローゴールドは金に銅が配合されています。華やかな色合いに加え、耐久性にすぐれ、加工しやすく、たとえ変色してもわかりにくいので、日常的に身に着けやすい点が人気の秘密です。

やさしい色合いのピンクゴールドは銅やパラジウムが使われています。銅の配合率が高いので強度があり変形しづらい点もメリットです。銀やパラジウムが配合されたホワイトゴールドはプラチナに似た上品な色合いで、着け心地も軽く、コスト的にはプラチナよりも安価です。ゴールドを選ぶ際の注意点は自分の肌色に合っているかどうかです。ゴールドといっても配合された金属によって色味は全く異なりますので、店舗で実際に試着してみることをおすすめします。

【金属アレルギーの方は指輪選びにも注意が必要】

ピアスなどを着けていて、耳たぶがかゆくなる、赤くなるなど、金属アレルギーを持つ人は指輪選びにも注意が必要です。せっかく選んだ結婚指輪が、金属アレルギーのため、着けることができないなんてことになると大変です。

プラチナやチタンなどは金属アレルギーの起きにくい素材ですが、ゴールドの場合は配合されている金属によってアレルギーを起こしやすい場合もあります。購入する際、使われている金属の種類に留意しましょう。金属アレルギーがある場合は、当店スタッフにその旨を伝えておけば、金属アレルギーの起きにくい素材を提案してもらえます。スタッフに気軽に相談してくださいね。

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【結納とプロポーズの違いは何？】

結納は結婚する男性と女性、両家が共同で行う伝統的な儀式です。かつては仲人を立てて正式なかたちで行われた結納ですが、現在は仲人を立てず、両家の親と二人で行うシンプルなものが主流です。

男性側の親が結納品を持参し、口上を述べて贈り物の中身の書かれた目録を渡します。鎌倉時代に、立派に育ててもらったお嬢さまをお嫁さんにいただくという育成のお礼として男性側が女性の親に反物など高価なものを贈ったのがはじまりといわれています。

現在では育成のお礼という意味はなくなり、結婚準備金や結納の品を渡し、結婚の約束をする儀式と位置づけられています。伝統的な儀式ですが、結納はせず、代わりに両家の顔合わせを兼ねた食事会を開くのが、現在では主流となってきています。結納をするかどうかは、両家の話し合いで決めましょう。

【婚約指輪は結納の際にも活躍します】

結納の儀式は少なくなりましたが、それでも正式に彼女のご両親に結婚の申し込みをしたいという場合、結納品の代わりになるのが高価な婚約指輪です。女性のご両親の前で、男性から女性に婚約指輪を贈り、正式に認めてもらうかたちになります。お返しとして女性の側から高級な腕時計やパールのついたネクタイピンなどを贈ります。

【婚約指輪と結婚指輪、両方を楽しむ】

以前、婚約指輪といえば、婚約期間だけ身に着ける指輪と考えられていました。結婚式が終わると結婚指輪をして、華やかな婚約指輪は宝石箱の中で眠っているという時代がありました。それではもったいない。現在では、婚約指輪と結婚指輪を両方セットで身に着ける女性が増えています。最初からセットで身に着けることを前提にして、婚約指輪を選ぶカップルも多くなってきました。せっかく彼が頑張って贈ってくれた婚約指輪ですから、一生身に着けて楽しみたいですよね。

宝石専門店には、セットリングとしての婚約指輪と結婚指輪も用意されていますから、そちらを購入するのもお勧めです。結婚指輪だけ、婚約指輪だけでも楽しめ、両方一緒に着けてもなじみます。せっかくの婚約指輪、長く身に着けて思い出と共に楽しみたいですね。

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