(第3章) 宝石の買付けレポート
いよいよ宝石の買付けに。宝石は長方形の紙の袋のなかに入っています。 | |
表のところには、 NAME(名前)、PCS(個数)、CTS(カラット) が書かれています。 (ちなみにカラットは、宝石の重量を表す単位で1ct=0.2gです) この袋(パーセルという)を開けて、 |
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パーセルは200個以上。 | |
ブルーサファイア、イエローサファイア、ピンクサファイア、 ベリル、キャッツアイ、スピネル、アクアマリン、スターサファイア、 ルビー、ムーンストーン、トルマリン、ガーネットなど。盛りだくさん。 |
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ひとつひとつ見るぞ~!!!!とテンションをあげてひとつひとつ開けてみる。
宝石の個人的な見方はというと、 |
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その1 あけたときのインスピレーション。まずは感覚的な部分。
ぱっと開けたとき、感性に訴えかけてくるものかどうかは、とっても大切な要素。やはり美しい宝石は美しいです!! 次に、客観的に見ます。 チェックポイントをまとめると、
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その2 ピンセットで宝石をつまんで内包物
ひと通り、肉眼で見たあとは、 |
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内包物の特徴、宝石の特徴などを確認します。内包物も産地により違いますし、 宝石によっても特徴があります。 例えば、ブルーサファイアは色の色帯があるので |
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他にも内包物でいろいろなことがわかります。 そのほか、色抜けしていないか、キズはないか、 カットは綺麗にされているかを確認します。 その3 肉眼でいろいろな方向から見る。 さらに気に入ったときは、 上記の作業をひたすら繰り返します。 今回は、200個以上はあるので、ひとつひとつ見るのは大変な作業。 ですが、美しい宝石に出会うと この感動がいいんです!!!
そうしていろいろな宝石を見て買いたい宝石を選びます。 |
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私は、 ブルーサファイア数個、 ピンクサファイア数個、 グリーントルマリン、 ムーンストーン を選択。 |
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この日はこれで終わり。明日は、いよいよスリランカ人との取引です。
翌日、応接?というか広間で椅子を置いた簡易スペースでの取引。 |
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選んだ宝石の値段を出すこの旅のアテンドをしてくれたボスのニファールさん。
こわもての風貌ですが、親日家です。 |
ニファールさん(右)と部下のナファルさん(左) |
日本語ペラペラ。スーパーマリオのマリオに似ています。
さて、こちらも真剣勝負! なので、この日は地元のロンジー(スリランカの民族衣装、スカートみたいなもの) |
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ちなみに選んだ宝石は、 1ct以上のインスピレーションがあり 欲しい!と思ったもの。 |
交渉する私(左)とナファルさん(右) |
もちろん、予想していた値段と違うものは交渉。
選んだものの中でひとつ本当に美しい! |
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喧々諤々(ケンケンガクガク)の末、交渉成立。
いい宝石を買い付けることができました!! |
握手する私(左)とニファールさん(右) |
category:
スリランカ宝石買い付け日記
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