ラトナプラとはシンハリ語で「宝石の都」という意味。

スリランカの中でも宝石の産地として
有名なところです。

どうやら採掘人の住まいらしい。

「だいたいどれぐらいの採掘現場があるのか？」
とスリランカ人に聞いてみる。

「わからない」との返答。

「だいたい？」と聞くと、
「数千ぐらい」

一帯のエリアに鉱脈があり、
そのどこかを掘れば宝石が出る可能性が あるらしい。

水田や、空き地、ゴム林の中など
どこに宝石がうまっているか分からない。

まさに宝さがし。

現地のお菓子をふるまっていただく。

鉱山主の家から、車にしばし乗ったあとは歩き。

この日の気温は３０度ちかく。

日本とは違い湿気はないが
暑さで汗がしたたる。歩くこと約５分。

宝石の採掘場は右の写真です！

このような場所が４，５箇所ありました。

底は暗くて見えないがけっこう深い。
５メートル以上？

写真にとらえきれず…

汗がしたたるこの気温のなか作業しています！！

大変です！！！

しかし！！！！

この泥のなかに宝石が眠っているのです！！！！！

1. 井戸を掘る。
2. 泥をザルで取り出す。
3. 集めた泥を濾す。

というきわめてシンプルな作業。

ですが、私は入る気にならず。

一緒のツアーの北海道からのメンバー2人が
果敢に宝石ザルすくいに挑戦していました。

こんな風で果たしてとれるのかしら。

現場で宝石が発見されるか、しばし観察。

なかなか出てきません。

ひたすら

泥を出す、濾す

という地道な作業。

しかし、
それをひたすら繰り返すと、

あるんです!!!

ブルーサファイアとイエローサファイアの原石。

どうですか！！

カットされていない原石でもとってもきれいです！！！

1. 美しいこと。
2. 希少であること。
3. 耐久性があること。

３つの条件をクリアしないと宝石ではありません。

原石ですが、磨けば光るって感じです！！

さて、見学した個人的な感想はというと、
まず、全て手作業でとても原始的だったのが驚きでした。
また、炎天下の中、泥まみれになりながら、すべって井戸に落ちるかもしれない
危険な環境のなか、宝石を採掘するところを、実際に目にして
宝石ってやはり珍しいんだなあ！と素直に感じることが出来ました。